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パワーデバイス用半導体の実用化を目指す共同研究が
NEDO公募「マテリアル革新技術先導研究プログラム」 に採択決定

2021年6月22日

Mipox参画、パワーデバイス用半導体の実用化を目指す共同研究が、
NEDO公募「マテリアル革新技術先導研究プログラム」 に採択決定

~日本の未来を支える新産業創出に向けた「プロセスインフォマティクス技術」研究開発~

 『塗る・切る・磨くで世界を変える』Mipox株式会社(本社:東京都新宿区 代表取締役社長:渡邉 淳)は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下、NEDO)より公募されていた「マテリアル革新技術先導研究プログラム」に、研究開発テーマ「SiCバルク成長技術の革新に向けたプロセスインフォマティクス技術の研究開発」が採択されたことをお知らせいたします。 当テーマは、一般財団法人電力中央研究所、国立大学法人東海国立大学機構(名古屋大学)、国立研究開発法人理化学研究所、Mipox株式会社、アイクリスタル株式会社の5者共同で受託します。

■NEDOによる「マテリアル革新技術先導研究プログラム」とは
 新型コロナウイルス感染症の拡大や世界規模の異常気象、各国企業・政府間での技術覇権争いの激化、持続可能な開発目標(SDGs)への意識の高まりなど、イノベーションを巡って大きな情勢変化が起きていることを踏まえ、政府は2020年7月に「統合イノベーション戦略」を閣議決定。さらに、マテリアル分野を戦略的に推進していくべき重要な技術基盤と位置付け、2021年4月には「マテリアル戦略」が策定されました。  これを受け、NEDOは、15年から20年以上先の新産業創出に結びつく革新的なマテリアル技術のシーズを育成することを目的に「マテリアル革新技術先導研究プログラム(※)」を公募。2021年度は新たに8テーマの研究開発に着手しました。
※参考:https://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_101399.html

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2021年度に設定した四つのテーマ区分 
引用元:https://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_101437.html

■データ科学を用いた新たな材料開発手法の研究を通じ、パワーデバイス用半導体の実用化を目指す
 Mipox含む5者による研究開発テーマ「SiCバルク成長技術の革新に向けたプロセスインフォマティクス技術の研究開発」は、NEDO公募「マテリアル革新技術先導研究プログラム」の四つのテーマ区分のうち、「A.データを活用した革新的マテリアル製造プロセスインフォマティクス技術の開発」への採択が決定。
 「SiCバルク」は、パワーデバイスなどの半導体材料として古くから注目されながら、成長技術の未熟さからその適用範囲が限られていました。また、半導体をはじめとする我が国のマテリアル産業の競争力を強化し各国との熾烈な開発競争を勝ち抜くため、データ科学を用いた新たな材料開発手法「プロセスインフォマティクス」への期待が急速に高まっています。
 当テーマでは、多種多量なデータの計測解析、シミュレーション技術を高度に融合したプロセスインフォマティクスの研究開発を実施いたします。製造現場が有する知見・ノウハウをプロセスデータとして活用し、データ駆動型のものづくりの実現を目指します。

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